便秘と尿漏れにはインナーマッスル強化が効果的
便秘や尿漏れは人に知られたくないとの思いから、一人で悩んでいる方が多いのではないでしょうか。本コラムでは、便秘や尿漏れの原因、改善方法について紹介しています。症状を改善したい方はもちろん、将来的に不安な方もぜひご覧になってください。
【尿漏れ】インナーマッスルの衰えは尿トラブルを増やす？
インナーマッスルの一つである骨盤底筋は、骨盤の底を覆う筋肉です。この骨盤底筋が弱まると、尿漏れや便秘を引き起こします。骨盤底筋の役割は、大きく以下の3つがあります。
- ・排便、排尿をコントロール
- ・内臓の支え
- ・腹圧の調整
排尿をコントロールする力が弱くなることで、尿道を締める力も弱くなり、尿漏れを引き起こします。また骨盤底筋が衰えると、内臓を支える力や腹圧が弱くなり、ぽっこりと膨らんだお腹になりやすくなってしまいます。さらに骨盤底筋は筋肉なので、衰えることによりで体内の血行が悪くなり、冷え性になる恐れもあるでしょう。インナーマッスルが衰えるだけで、体は多くの不調を抱えてしまうのです。
【便秘】腸の動きを助けるインナーマッスル
便秘を改善するには、腹筋の力が重要です。排便時は腹圧を上げますが、その際に腹横筋という筋肉がポイントとなります。腹横筋は、深層部にあるインナーマッスルで、腹部と背中をぐるりと囲んでいます。この筋肉に力を入れると腹圧が上がり、腸を刺激して排便されるのです。腹横筋の筋力が衰えると、腹圧を上げる力も弱まり、腸の働きも悪くなります。このように腸や体の働きと、インナーマッスルは大きく関わっています。便秘の改善には、インナーマッスルの一つである腹横筋を鍛えるとよいでしょう。
便秘や尿漏れ改善に効果的なトレーニング方法
それぞれの悩みを改善するために効果的なトレーニング方法は、主に以下の3つです。
- ・ヨガ
- ・ピラティス
- ・JOYトレ
インナーマッスルを鍛える際に重要なのは、トレーニング時の呼吸です。呼吸を意識しながらゆっくりトレーニングを行うことで、インナーマッスルを効率よく鍛えられます。ヨガやピラティスは、インナーマッスルを意識しながらできるエクササイズです。特にピラティスでは、体幹を鍛える効果も期待できるでしょう。一人でトレーニングを続けるのが難しいと感じる方には、当院でのJOYトレがおすすめです。JOYトレは20分間横になっているだけで、アウターマッスルからインナーマッスルまでを同時に鍛える効果があります。
プロによる指導アドバイスも受けられるので、確実にインナーマッスルを強化したい方は、ぜひJOYトレを試してみてはいかがでしょうか。
- Q1. 骨盤底筋を鍛えるときに注意する点は？
- A1. ほかの筋肉を力ませないように、リラックスして行うとよいでしょう。呼吸を意識しながらトレーニングをするのもポイントです。
- Q2. インナーマッスルを鍛えるメリットは？
- A2. 便秘や尿漏れ改善のほかにも、痩せやすい体になったり姿勢改善したりと、体全体に良い効果が期待できます。
